LinuCレベル1についての概要をまとめました。LinuCはLPI-Japanが実施している日本市場向けのLinuxに関する資格です。
LinuCレベル1の認定を取得するには
LinuCレベル1の認定を取得するには、101、102の二つの試験に合格する必要があります。101、102ともに合格して初めてLinuCレベル1の認定を受けることが可能です。
LinuCレベル1の受験費用
LinuCレベル1の認定を取得するには、101、102の2試験に合格する必要があります。101、102各試験の受験料は15,000円(税別)のため、2つの試験を受けるためには30,000円(税別)が必要です。
LinuCレベル1(101、102)の再受験にかかる費用
LinuCレベル1(101、102)に不合格になった場合でも再受験が可能です。不合格になってから7日間は再受験できません。再受験にかかる費用は通常の受験時同様15,000円(税別)です。
LinuCレベル1の有効期限
認定されたLinuCは認定された日から5年間有効となります。LinuC取得後5年以内に同様の試験(101、102)を受けて合格する、もしくはLinuCレベル1の上位にあたる201、202の2試験に合格してLinuCレベル2の認定を受けなければLinuCレベル1の認定に関する有効期限が切れることになっています。
LinuCレベル1の有効期限に関する情報は下記リンクのLinuC公式サイトをご確認ください。
LinuCレベル1を取得するための教材
LinuCの対策を専門としている教材を利用することでLinuCレベル1を取得することが可能です。LinuCレベル1の勉強におすすめの教材は以下です。
- あずき本
- Ping-t
- LPI-Japan公式YouTubeチャンネル
- Udemy
上記の中でも、あずき本やPing-tはLinuCを実施しているLPI-Japan公認の教材となっているため特におすすめです。
LPI-Japan(LinuC)公認の教材
LPI-JapanはLinuCレベル1に対応している認定教材を下記のページで公表しています。
上記のページで紹介されている教材を使用しましょう。
LinuCレベル1の勉強方法
下記の記事でLinuCレベル1の勉強方法をまとめました。
※準備中
LinuCレベル1を取得すると
LinuCレベル1の認定について、LPI-Japanは下記のように説明しています。
LinuCレベル1 Version 10.0は、仮想環境を含むLinuxシステムの基本操作とシステム管理が行える技術者を認定します。
以下の知識と技術を持つことの裏付けとなります。LinuCレベル1 Version 10.0 試験概要
- 仮想マシンとコンテナを含むLinuxサーバーの構築と運用・管理ができる。
- クラウドのセキュリティを理解し、安全に運用できる。
- オープンソースの文化を理解し、業務に活用できる。
LinuCレベル1を取得するメリット
LinuCを取得するメリットは、取得する人によって異なりますが、概ね以下のようなメリットがあります。
対象者 | メリット |
IT業界未経験で就職を希望する人 | LinuCレベル1を取得している未経験者は少ないため、評価が高い |
IT系の会社で働いている人 | 資格手当が会社から支給される場合がある |
上述しましたが、特にIT業界が未経験で、システムエンジニアやネットワークエンジニアなどに就職・転職を希望している方は人事評価が他の希望者よりかなり高くなるため、ぜひとも取得することをお勧めします。
まとめ
LinuCレベル1はLinuxの基礎的な知識を学ぶことができる上、エンジニアとしての人事評価もあがるため、IT業界を志望している方にとてもおすすめの資格です。すでにIT業界で働いている方であれば受験費が会社負担になることもあるため、そういった場合にはぜひ受験することをお勧めします。